精神疾患の治療方法

こんにちは。揖斐郡池田町の訪問看護ステーションくついです。池田町、揖斐川町、大野町、神戸町、垂井町、大垣市、本巣市、岐阜市に訪問させていただきます。精神科訪問看護に力を入れていきます。

精神疾患の治療方法として、「薬物療法」「心理療法」「環境調整法」という3つの治療方法があります。それぞれの治療内容について述べていきます。

精神疾患には、脳内の情報を運ぶ神経伝達物質に問題が生じていることが近年わかってきました。

そこで薬物療法ではその神経伝達物質の調整や改善を薬によって行う治療方法で、近年画期的な薬が次々と登場し、精神疾患を改善できる割合は格段に高くなっています。

しかし薬物療法だけでは根本的な病気への対応とはいきませんので、心理療法と環境調整法とうまく組み合わせることが大切です。

心理療法とは、精神疾患の患者さんの話を伺い、専門的な知識を用いて相談や手助けをする治療方法です。

認知行動療法や対人関係療法、瞑想、マインドフルネス療法など、様々な治療方法が開発されています。

これらの心理療法には、薬物療法と同程度、あるいはそれ以上の効果があると認められており、様々な精神疾患への対応として有効とされています。

精神疾患を根本的に治療するためには、ストレスの原因となっている生活習慣や生活環境の見直しを行う必要があります。

このように見直しを行い改善・調整していく治療方法は「環境調整法」と呼ばれ、職場や家庭、学校などの人間関係や生活環境を整えるための対応を取ります。

日常生活のストレスを軽減することにより、精神疾患の症状を緩和できたり、治癒していく可能性が上がります。

精神疾患への対応方法として、施設を利用するという選択肢もあります。家族だけのサポートでは難しい場合に利用される方が多いです。

グループホームは、認知症などの精神疾患を患っている方に対して、共同生活住居で、地域住民との交流の元、能力に応じ自立した日常生活を営めるようにするものです。

入浴・排泄・食事などの介護対応によって日常生活上の世話と機能訓練を行い、安定した生活を送れるようにします。

しかし多くのグループホームでは、高齢者の認知症の患者のみ対応可能といったところが多く、若い年齢で精神疾患を患っている方は入所できないところもあります。

精神科訪問看護は、精神疾患を持っている方が自宅で療養するために、訪問看護のサービスを提供することです。

精神疾患の看護を中心に、行政・医療機関などと密接な連絡を取りながら豊富な現場経験を持つスタッフが訪問、在宅療養をサポートしてくれます。

子供から大人まで幅広い世代の精神疾患に悩む患者に対応できるのが、精神科訪問看護の特徴で、これにより利用者だけでなく、利用者の家族の負担が軽減されます。

精神疾患による症状を緩和させるために服薬管理を行ったり、日常生活のサポートなど幅広い対応で利用者の社会復帰を支援します。

訪問するスタッフは、看護師や作業療法士などの専門資格を持ったものが対応しますので、主治医と連携しながら快適な生活を送るように支援してくれます。

利用を検討している方は、まずは相談だけでも受け付けていますので、家族が精神疾患でサポートに困っている方は気軽にお問い合わせください。

精神疾患は誰しもがなる可能性のある病気です。抱え込みすぎず、訪問看護で治療・サポートの負担を軽減することも正しい対応の一つといえます。

精神疾患に悩み苦しむ方への正しい対応方法というのは、その症状や状況によって異なります。

精神疾患の種類によって原因や対応方法が異なりますので、適切な対応がとれるように周りがサポートしてあげましょう。

精神疾患への対応方法がわからない場合は、精神科訪問看護を利用するのも一つの手です。

精神科訪問看護を利用することを検討しているなら、訪問看護ステーションくついがおすすめですので、是非一度気軽に相談してみてください!